10年推したアイドルが辞める日
2023年5月22日は神宮寺くんがジャニーズ事務所に所属する最後の日。
半年前に脱退と退所が発表されて、いつかこの日が来るってわかっていたけど、ついにその日が来てしまった。
ここから先ジャニーズ事務所に所属した神宮寺勇太というアイドルの物語が更新されていくことは無い。
だったら私が見てきた神宮寺勇太を最後にしっかり残しておきたい。
最高で最強の誇り高きアイドルのことを。
私が神宮寺くんを知ったのは10年以上前、幽かな彼女というドラマに出演する神宮寺くんだった。
それまでジャニーズに特別興味もなかった中学1年生の私は、その日その瞬間彼に一目惚れした。
そこから神宮寺くんのことを沢山調べて、YouTubeにあったファンが作った動画を見て、この人のファンになろうと決めた。
そういえばその時よく見てた神7(死語)の動画のBGMがnobodyknows+のココロオドルで、今でもこの曲聞くと神宮寺くんを好きになったばかりの新鮮な気持ちを思い出す。
私が好きになった頃の神宮寺くんはまだ中学生なのに、Sexy Boysとしてジュニアたちの先頭に立ってキラキラしてた。
あの頃少クラで披露してたパフォーマンスは、レコーダーが擦り切れるくらい何回も見たから全部覚えてる。
いわちとやった欲望のレインとか、赤い衣装がめちゃくちゃ似合ってたAnniversaryとか、めちゃくちゃかっこつけててかっこよかったSUPERSONICとかいつも堂々としている神宮寺くんがどんどん好きになっていった。
あの頃のジュニアたちは今はみんなバラバラになってしまって、それぞれの場所で頑張っている。あのシャカリキな輝きたちを見れたのは私の最高の思い出。
神宮寺くんの思い出と言えばガムシャラと夏のEXシアターも忘れられない。
クソ暑いのにバルコニーみたいなとこで整列して待って、中に入ってからもオールスタンディングで帰りは足ボロボロだったけど、でもめちゃくちゃ楽しかった。
まだ神宮寺くんは高校生だったけど、チーム者のリーダーとして頑張ってて、そこでたくさんの人に神宮寺くんの優しさが伝わって、国民的彼氏って呼ばれるようにもなったんだよね。
チーム者はデシベル対決では毎回勝ってたのに、Jr投票という謎システムで勝てなくて、決勝行けなかったのにくそムカついたのは未だに根に持ってるよ。
ガムシャラの放送の方でも、お兄ちゃんたちと一緒にわちゃわちゃしながら全力でバラエティして、その頑張りが認められたのか圧倒的出席率だったよね。
私的神回は真冬の熱海の海に飛び込む回と、ピンチ回避で風呂の中に隠れる回と、弾丸京都旅行の回だな。水といえば神宮寺。
懐古厨みたいになるからあんまり言わないようにしてたんだけど、もう私には未来は無いので盛大に懐古厨ぶちかましてやると、あのころは固定のメンツもありながら、番組とかで流動的にいろんな絡みが見れて、ジャニーズJr.っていう1つのチームの物語があって本当に楽しかったな。
2015年の2月ガムパとかその真骨頂で、CSの映像は今でもよく見返す。Bitter Sweet大好き。
年齢とかグループとかごちゃごちゃなメンツだけどみんなで1つの公演を作ってて、その中で年下の神宮寺くんがみんなに可愛がられながら全力でライブしてる姿が本当に輝いてて、オタクも楽しくて幸せだった。
あー困っちゃうなぁ。
私が知ってる10年間の神宮寺くんに大切な思い出がありすぎて、次から次へと楽しかった場面が浮かんできて止まらないよ。
神宮寺くんがいるところがセクバって言われるくらい、ずっとSexyZoneのバックに着いてたから、やっぱりSexyZoneのツアーバックや勝利ソロのバックも忘れられない思い出。
ボ松とかいう本人たちは何も悪くない鬱期間と、その間に生み出されたこの手をつなごうって名曲とか、一時期の少クラが呪いかってくらいDuバイしか歌わなくて最終的には歌もないフレンドシップVer.までやり始めてカオスだったのとか、どの現場行ってもマストでBAD BOYSってくらい大流行曲だったのとか全部鮮明に思い出せる。
だから集大成のウェルセクのMCでしょりぽんが、じんちゃん皆勤賞凄いねぇって言ってくれたシーンが大好き。
岸くん、いわち、宮近、顕嵐の5人で本当に僅かな期間だったけど活動してくれて、オタクらも本人たちも最高ってなってたのに、すぐ解体されちゃって悔しかったのも覚えてる。
解体されたあともそれぞれの個人企画終わるまで連載続けてくれたポポロには一生感謝してる。
私はその5人への思い入れが強かったし、東京のトップメンバーだったじぐいわの前にいきなりしょうれんが来たってイメージだったから、すぐにはキンプリを受け入れられなかった。
それでも初めて正式なグループ名がついて、オリ曲が貰えて、神宮寺くんの夢がついに叶うかもって嬉しかった。
だからそこから活動が別れて、気づいたらPrince干され期突入してて、辛すぎてその頃ハマってたエイトにちょっと逃げたりした。
結構これは私の中で後悔としてずっと残っててる。神宮寺くんが辛かった時期に支えになれなかった。
本当にごめんね。
神宮寺くんたちの中でも迷いや葛藤いろいろあったと思うんだけど、Prince3人でやっていくぞって決意したのが伝わったから私も最後までPrinceに着いていくってようやく覚悟を決めた。
だからPrinceの初オリジナル曲のPrincePrincess初披露の少クラの収録に行けたのは私にとって自慢したいくらい大切な思い出。
あの頃はオリ曲とかも本当に貴重だったから、やっとPrinceにオリジナル曲がきた!Princeが認められたんだってすごく嬉しかった。
Princeの少年隊メドレーと恋を知らない君へも今でも見返すパフォーマンスのひとつ。
めちゃくちゃジャニーズアイドルのプライドが感じられて、唯一無二のPrinceの色が出て、最高のパフォーマンスだった。
この道でデビューを目指すんだなって思った。
Princeのオタクは同じ境遇通ってきたオタクしかいなかったから、それぞれの担当であっても3人みんなの幸せを祈ってる人が多くて、凄い結束力だった。
自分のことPrincessっていうのは恥ずかしくてあんまり言わなかったけど、でもPrince担はすごく居心地のいいコミュニティだった。
何年かかってもPrinceが3人でいてくれるなら着いてくし、3人が夢を叶えられるように全力で頑張ろうと思えた。
そんな覚悟を決めたのに、突然6人でのデビューが決まった。
神宮寺くんのデビューが決まったことは死ぬほど嬉しかったけど、平和で優しいPrince3人でやっていくって思ってたから少し複雑で、でもデビュー出来たってことは3人はずっと一緒にいられるんだって、それならなんでもいいかとも思えて、複雑な感情すぎて喜びながら泣いた。
デビューしてからの時間はなんだがすごく速くて、一瞬のことだった。
King&Princeは生き急ぎすぎじゃないのって心配なくらい、ずっと全力疾走だった。
ジャニーズらしい王道アイドルを目指すと思ってたら、私たちに見えないところで努力を積み重ねて、ダンスや歌のパフォーマンスで勝負をしかけてきた。
シングル出す度にどんどん成長していくみんなの志の高さに胸を打たれた。
あんなに顔が良いのに、どこか自分に自信が無い人たちで、自分たちが実際にした努力しか信じらない謙虚なところが大好きでいじらしくて、気づいたらメンバーみんなのことが大好きになっていた。
冠番組ができた頃くらいから、メンバー仲もどんどん深まっていって、なんか無敵だなって思ってた。
他のグループに全く興味がわかないくらい唯一無二の最高のアイドルだった。
東京ドーム公演では、本当に最強の理想のアイドルを今自分が見られていることが嬉しくて楽しくてたまらなくなった。
そんなグループの中で神宮寺くんもどんどん成長して、ダンスも歌も別人かと思うくらい上達した。
人間って努力すればいくらでも成長できるんだって神宮寺くんに教えられたし、神宮寺くんのずっとめげずに努力し続けられるところがさらに好きになった。
ドリボや主演舞台、主演ドラマは、そんな神宮寺くんの努力の積み重ねが実った素晴らしい作品ばかりだった。
自分のこと泣き虫だと思ってないんだけど、神宮寺くんの演技には毎回泣かされてばかりだ。
だからこれからもこの最高のグループで、無限の成長を続けていく神宮寺くんをずっと見られると思ってた。
今で見たいと思ってしまう。
でもそれはもう永遠に叶わない。
正直死ぬほど悔しかった。
あんなに真っ直ぐで夢のために努力していた人たちの夢が叶わないなら、私はなんのためにアイドルを応援していたんだろうって。
コメントでこういってるとか、事務所はこういってるとかどうでも良くて、
少なくとも私が見てきた5人はちょっと前までキラキラした目で5人の夢を語ってた。
もう3人が脱退・退所するって事実は変わらないからそれをどうこうしろとは思わない。
でも私個人の感情として、まだ若い3人に夢が叶わないって思わせたこの世界をどうしても許せない。
全ての努力が報われる世界じゃない。
そんなことはわかってるけど、夢を見せてくれるアイドルなら、あんだけ努力してもそれを見せずにファンにはずっと笑いかけてくれた5人の努力は報われる世界であって欲しかった。
せめて報われるように最大限にサポートして欲しかった。
でも恨み言を言っても、私の一番大切だったものはもう消えてしまう。
じゃあ最後の日に私が残したいことはなんだろうともう一度考えた時、浮かんだのは神宮寺くんへの感謝、ただそれだけだった。
神宮寺くんを好きになってから今日までの10年間ずっと幸せだった。本当にずっと。
神宮寺くんに対する好きが減ることはなくて、どんどん増えていった。
お顔が好きから始まったのに、太陽のような性格もアイドルとしての志も歌もダンスも全部が大好きになっていた。
こんなに好きなところしかなくて、尊敬できる人、きっともう出会えないと思う。
自分のことはあまり好きじゃないけれど、神宮寺くんを好きな自分のことは好きになれる。
中学生から社会人になるまでの神宮寺くんを愛した10年間は、私にとって青春そのもの。
私の青春がキラキラして楽しくてかけがえない思い出になったのは、他でもない神宮寺くんのおかげだ。
神宮寺くんがいたから出会えた友達、神宮寺くんがいたから行けた場所、そしてなにより神宮寺くんがいたから見れたたくさんのキラキラした景色。
全部が私の青春を語る上で外せない。
神宮寺くんアイドルになってくれてありがとう。
あなたに出会えて良かった。
あなたのキラキラした瞳が、
誰にでも優しくて自然と前向きにしてくれるような明るさが、
どんなことにも全力で向き合う誠実さが、
自分が悲しい顔を見せるとファンが悲しむからと常に笑顔でいてくれたアイドルとしてのプライドが、
あなたを形作る全ての要素が大好きです。
神宮寺くんの脱退理由をよく分かろうともしないでそんな理由でなんて言う人や、ファンを裏切ったなんて言う人もいるけど、ふざけないで欲しい。
何も知らない人がいうならまだしも、同じグループの他のメンバーを応援するファンが言うのは本当に耐えられなかった。
これまで何を見てきたの?
これまでの神宮寺くんを見ていれば、どれだけグループを愛していて、メンバーのことが好きで、常にファンのことを考えてくれていたか痛いほど伝わってくるじゃん。
アイドルという仕事に誇りを持っていたし、ジャニーズを愛してプライドも持っていた。
最後のパフォーマンスまで変わらずずっとそうだった。
ずっとそういう優しくて強い人だった。
全身全霊で愛して守ってきた神宮寺くんが辞める決断をした。
私はもう何も言えない。
神宮寺くんが最後にどうしても大切にしたかったものを、ただのオタクが否定する権利なんてない。
辞めることで神宮寺くんの心を、気持ちを、優先することができるのなら、私は全力で送り出すだけ。
きっとこれ以上好きになれるアイドルは現れないから、私も神宮寺くんと一緒にジャニーズのオタクを卒業する。
神宮寺くんどうか幸せになってください。
また姿を見せてくれても、くれなくても、変わらず私は神宮寺くんを応援しています。
でも、神宮寺くんが幸せじゃないのだけはどうしても嫌です。
自分の幸せのために、神宮寺くんらしく生きて欲しいです。
アイドルになって、私の希望でいてくれて本当にありがとう。
神宮寺くんの人生に幸あれ。